韓国名物、バス。
なぜ名物かというと・・・・
まだ席に座りもしないうちに発進するのはあたりまえで、
バスに乗るかどうかというところでバタンとドアを閉められてしまう。
降りるときも同様で、次に降りるというときに出口まで行って準備してないと、
あけたとたんに誰もおりなければ、これまたバタンとしめられてしまう。
乗るとときも降りるときもちょっともたもたしていたら
運転手のおじさんに「早くしろー!」とどなられる。
本当にこわかったです。
また運転の仕方の荒いこと。
あの大きなバスですごいとばすし、急ブレーキは
いつものこと。
おかげで立っているとつり革につかまっていてもぶんぶん
揺らされる羽目になります。
韓国に住む前に初めて遊びにきたとき。
バスの一番後ろの席に座ってました。
ちょっと眠くてうつらうつらしてたら
すごいゆれでガンガン窓ガラスに頭ぶつけて
目が覚めたんです。
何事かとびっくりしたのですが、
ただ悪い道をすごいとばすもんだから後ろの席は
ジェットコースターにのってるようなゆれ方だったという、
ただそれだけのことです。
あの時はそれこそ頭を窓ガラスにガンガンゴンゴンぶつけちゃって
割れるんじゃないかと思いましたね。
それからこちらに住み始めてはじめて乗ったとき。
乗るときから「さっさと乗れ!」
とどなるこわい運転手さんでした。
そのとき主人の母といっしょだったんですが、
降りるときに一つ手前の停留所でまちがってベルを押してしまわれたんです。
ドアをあけたのに誰も降りないもんだから、運転手がすごいおこって
「なんで降りないくせにベルならすのかー!」といって怒鳴り散らすんです。
お母さんが一生懸命あやまってましたが、わたしは降りるまで
こわくてこわくてたまりませんでした。
いつだったか、そのときも主人の母といっしょで、
今度は間違えて料金を多く料金箱に入れてしまったんです。
運転手にそのことを言うと入れてないと大声でまた怒るんです。
確かに入れたとおかあさんが何度もいってもとりあってくれなくて
とうとうけんかになってしまいました。
私は韓国語がよくできないため、何も言えずただ見守るしかなかったのですが・・
なんとかおさまって、次にのってくる人の料金をもらえといわれ、
次に乗る人をまってやっと解決したのでした。
最初のうちにそういうことが続けてあったものだから
しばらくはこわくて一人でバスにのれなかったのです。
ある程度なれた時でしたが、私は妊娠しておなかが大きかったときです。
病院に行くためバスにのりましたが、その日は雪が降った翌日で、
道路が凍結してました。
歩道の方は雪かきをしてあったため、そうでもなかったのですが、
車道の方はつるつるでした。
降りるときに停留所の前にタクシーが止まってたもので
バスの運転手もバス停にすぐつけず、タクシーのよこでとまったんです。
まさかここで降りろというのか?
と思ってたら、ドアをあけるじゃないですか。
降りろということです。
歩道でもないのに車道の真ん中でタクシーとのあいだでおろされて、
降りたとたんにステーンところんでしまいました。
立とうにもつるつるでたてないんです。
なんとかタクシーにつかまりながらようやく立ちましたが、
あの時も本当におそろしかったです。
また、妊娠中雨の日のバスの中ですごい急ブレーキをふまれ
床がぬれていたためざざーっとすべったこともあります。
それでもちゃんと元気な子が生まれてきました。
試練はいろいろあったけどね・・・
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